桜が舞い、君に出逢う。
「凄い!初めて聞いたけれど、とっても上手で感動したわ!ピアノも弾いていて息が合ってるように感じたし。」

「それは僕もだよ!こんなに心地のいいデュオは初めて!」

とても楽しかった。部屋でただ1人黙々と
練習をするより、もっと。それに、彼方と
合わせられたのが、何より楽しかった。
もっと、彼方と一緒に合わせたい。

あぁ、きっとこれが...そういうことね。
やっとめいのメールの意味がわかったわ。

「彼方、私がピアノを弾いた中で1番楽しかったわ。ありがとう。...また、一緒に合わせてくれる?」

「もちろん!...ねぇ、1つおかしなこと言ってもいい?」
< 203 / 300 >

この作品をシェア

pagetop