桜が舞い、君に出逢う。
「じゃあ、私帰るね。」
「あぁ、送っていくよ。」
「...ありがとう。」
もう時間は8時になっていて、
確かにこの時間に一人は危険だと
言葉に甘える。
「音瀬那由多、ありがとう。」
家まで送ってもらい、その礼を告げると
音瀬那由多は顔を赤らめ恥ずかしそうに
モジモジと何かを言おうとしていた。
「何?」
そう聞くと弾かれたように私の顔を見て、
口を開いた。
「お、俺のこと、那由多でいいから!じゃ、また明日!」
爆発寸前みたいに顔を真っ赤にして、
言い逃げをしていった。
(つまり、音瀬那由多じゃなくて那由多でいいからってこと?)
普通に言えばいいのにと思いながら
ふっと鼻で笑った。
...あぁ、ちゃんと笑えてた。
ありがとう、那由多。
「あぁ、送っていくよ。」
「...ありがとう。」
もう時間は8時になっていて、
確かにこの時間に一人は危険だと
言葉に甘える。
「音瀬那由多、ありがとう。」
家まで送ってもらい、その礼を告げると
音瀬那由多は顔を赤らめ恥ずかしそうに
モジモジと何かを言おうとしていた。
「何?」
そう聞くと弾かれたように私の顔を見て、
口を開いた。
「お、俺のこと、那由多でいいから!じゃ、また明日!」
爆発寸前みたいに顔を真っ赤にして、
言い逃げをしていった。
(つまり、音瀬那由多じゃなくて那由多でいいからってこと?)
普通に言えばいいのにと思いながら
ふっと鼻で笑った。
...あぁ、ちゃんと笑えてた。
ありがとう、那由多。