桜が舞い、君に出逢う。
教室に入ると、大っ嫌いな遊馬久遠が

目に入らなくて。

美緒にとって最高の日かと思っていたら、

ただ髪の毛を黒くして読書しているだけだった。

(どうせすぐボロが出る)

そう思った矢先、このクラスで1番

香水の匂いが臭すぎるぶりっ子が近付いた。

いつも通りなんだろうと思っていたら、

遊馬久遠はその女子の手を振り払った。

驚いた女子は怒った顔をして美緒に近付る。

一応すぐ席を立てる体制になって、

2人を見守る。

女子は美緒を怒鳴り立てて、

多分力いっぱい美緒の頬を叩いた。

遊馬久遠が女子に怒って、

美緒が女子を見つめて。

遊馬久遠が何かしようとした時、

私は女子の頬を殴っていた。

凄く無意識で、殴ったことで

意識がはっきりした。
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