桜が舞い、君に出逢う。
「美緒ちゃんそれ可愛いね?」

「はっ?」

美緒は怒ったように遊馬久遠を睨み、

恥ずかしくなったのか私の肩に顔を埋める。

「やっぱ美緒ちゃんはかわいーねー。」

「チャラいウザイキモイ!」

「照れ隠しありがとーございまーす。」

「照れ隠しじゃない!」

美緒は怒ったような口ぶりだったけど、

普通に照れてた。

(美緒取られた)

少し悲しくなってから、教室の時計を見る。
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