桜が舞い、君に出逢う。
「授業、始まる。」

ポツリと呟いたその声に美緒は凄く驚いて、

注目を浴びていることにも驚いていた。

「もうほらお前のせいで…!」

「ごめんね美緒ちゃん。埋め合わせは今日の放課後?」

「しなくていい!」

プルプルと肩を振るえさせる美緒を見つめて

きちんと授業を受けられるのかと心配になる


...案の定美緒は授業が始まっても

ぼーっとしていて、先生に叱られていた。
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