桜が舞い、君に出逢う。
急に訪れた事実に、顔に熱が集まっていく。

「希空、どうしたの?」

「な...何でもない。」

早歩きで歩き始めた私を、

那由多が「待ってよー!」と追いかける。


那由多とは、私の家の近くで別れた。

別にいいって言ったのに、

那由多は近くまで送ってくれた。



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