桜が舞い、君に出逢う。
「もっちろんだよ〜!だってあの冷徹ロボットみたいな希空ちゃんがいきなりキラッキラの美少女に生まれ変わって、しかも那由多くんとキラッキラがさらにピッカピカみたいな笑顔で話すんだもん!みーんな噂してるんだよ?」

そうだったんだ...。

これ、那由多に伝わっていたら

私の好意バレちゃうよね。

それに迷惑かかっちゃうかもしれないし。

ならもう付き合ってしまうか

私が振られてしまうかしかないのでは?

「希空ちゃん!」

私の思考が読めたのか、花陽は私の手を握る

「頑張ってね!応援してるからっ!じゃあ、遅くなる場合はまた電話してねっ!」

「うん、わかった。ありがとう」

花陽は自分のクラスに戻っていった。
< 260 / 300 >

この作品をシェア

pagetop