桜が舞い、君に出逢う。
1時間目が終わった休み時間、花恋ちゃんのクラスのC組前にいた。
「あ、花恋ちゃん!」
廊下から声をかけると、花恋ちゃんはすぐに飛んできた。
「どうしたの?紬。何かあった?」
クラスの事情を知っていた花恋ちゃんは何かあったのかと心配そうに見つめる。
「あ、あのね…クラスの事じゃなくて、蓮くんなんだけど…もし、私のクラスに来たのを見かけたら、暫く会えないって伝えて欲しいの。私…直接言える自信が無くて。」
「…わかったわ。気が済むまで、そうしなさい。」
花恋ちゃんは優しい顔をして私の頭を撫でる
「ありがとう。」
そう一言言って自分のクラスに戻った。
「あ、結城さん…!」
さっきの女の子、名簿を見ると如月まどかと書かれていたから如月さんが話しかけてきた
「あのあの、結城さんって頭いいよね?実はさっきの授業、分からないところがあって…」
「うん、もちろんいいよ。どこの問題?」
わー!勉強いっぱいしてきて良かった!
分からないと言っていた箇所を教えると、如月さんはニコッと笑ってお礼を言った。
「すごい!凄くわかりやすいね!ありがとう結城さん!」
「…」
そのお礼に、少し違和感を覚えた。
「…結城さん?」
「あ、ごめんね。あの…お願いなんだけど、私の事、紬って呼んでほしいな。」
「えっ!」
「あ、嫌…かな。」
「うっ、ううん!私もそう呼びたい!あと、私のこともまどかでいいよ!」
「うん、わかった!」
そう二人で決めて、同時に微笑む。
あ、なんかいいな。初めての友達…
「あ、花恋ちゃん!」
廊下から声をかけると、花恋ちゃんはすぐに飛んできた。
「どうしたの?紬。何かあった?」
クラスの事情を知っていた花恋ちゃんは何かあったのかと心配そうに見つめる。
「あ、あのね…クラスの事じゃなくて、蓮くんなんだけど…もし、私のクラスに来たのを見かけたら、暫く会えないって伝えて欲しいの。私…直接言える自信が無くて。」
「…わかったわ。気が済むまで、そうしなさい。」
花恋ちゃんは優しい顔をして私の頭を撫でる
「ありがとう。」
そう一言言って自分のクラスに戻った。
「あ、結城さん…!」
さっきの女の子、名簿を見ると如月まどかと書かれていたから如月さんが話しかけてきた
「あのあの、結城さんって頭いいよね?実はさっきの授業、分からないところがあって…」
「うん、もちろんいいよ。どこの問題?」
わー!勉強いっぱいしてきて良かった!
分からないと言っていた箇所を教えると、如月さんはニコッと笑ってお礼を言った。
「すごい!凄くわかりやすいね!ありがとう結城さん!」
「…」
そのお礼に、少し違和感を覚えた。
「…結城さん?」
「あ、ごめんね。あの…お願いなんだけど、私の事、紬って呼んでほしいな。」
「えっ!」
「あ、嫌…かな。」
「うっ、ううん!私もそう呼びたい!あと、私のこともまどかでいいよ!」
「うん、わかった!」
そう二人で決めて、同時に微笑む。
あ、なんかいいな。初めての友達…