桜が舞い、君に出逢う。
おかしいよ。それは間違ってる。

「美緒ちゃんはっ!花恋ちゃんのためを思ってあたしを誘ったんじゃん!それに、あたしを誘ったのだって、怖い思いしたのを紛らわすためでしょ!?」

「え、何でそれ…。」

「ごめんね、お母さんから聞いた。それに、
美緒ちゃんずっとあたしの心配してくれたじゃん!あたし、美緒ちゃんの優しいところ大好き!でも、今美緒ちゃんが思ってることは嫌い。美緒ちゃんは全然悪くないから、悪くないから自分を責めないでよっ…!」

「花陽…。うん、そっか。ごめん花陽。私が間違ってた。」

「美緒ちゃん!」

「これから花恋のプレゼント買いに行こうか。予約してるから。そしたら美味しいもの食べて帰ろう?」

「うんっ!」
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