桜が舞い、君に出逢う。
「おかーさん聞いてー!」

「どうしたの花陽?」

あたしは帰って直ぐに、

今日あった出来事をお母さんに話した。

「また雲龍大和君に助けてもらった!」

「あらそうなの?今度お礼に行きたいから、花陽大和君へのお礼を考えといて?」

「お礼?」

ありがとうならいっぱい言ったよ?

「感謝の言葉だけじゃなくて、行動でも示すの。大和君は身を呈して守ってくれたんでしょ?」

「なるほど…。確かに!考えておくね!」

「はーい」
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