桜が舞い、君に出逢う。

ガバッ

勢いよく布団を剥がし、起き上がると

夜になっていた。

体のだるさも頭の痛みもすっかり

消えたから、1階に行くと

お母さんと花恋ちゃんが

キッチンで洗い物をしていた。

「あら花陽、熱はもう大丈夫なの?」

「うん!もうすっかり元気だよ!!」

「なら良かった。熱もないみたいだし、明日はちゃんと学校行けるわね」

「そういえば雲龍…大和君?だったかしら
花陽のお見舞いに来ていたけど起きてた?」

「えっ!?うそぉ!大和君来たの!?」

「えぇ、3時くらいだったわね、美緒が連れてきて。」

「美緒ちゃんありがとー!!!」
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