桜が舞い、君に出逢う。
憂鬱
毎朝5人で学校に登校する。
桜流しのように散ってしまった
桜を見ながら歩いて、皆と別れて
E組の教室に入る。
誰にも言ってないけど、学校が憂鬱だ。
理由は簡単。
「美緒ちゃーんっ!」
このチャラ男のせいだ。
よくわからないが、コイツは入学当時から
私に付きまとって、
付きまといに付きまとって。
女から睨まれるし、友達は出来ないし。
本当に迷惑している。
「何」
無愛想に、睨みながら返事をするのに、
コイツは嬉しそうに顔をほころばせる。
「昨日ねっ、美緒ちゃんが好きそうなスイーツのお店見つけたんだ。行かない?」
「行かない」
コイツと一緒にどこか出掛けたら
絶対いじめられる!
「えー、何で?」
「…甘いもの、苦手だから。」
咄嗟に嘘を探す。
本当は甘いもの大好きだし、
コイツのスマホに写っているパンケーキは
素直に美味しそう。
桜流しのように散ってしまった
桜を見ながら歩いて、皆と別れて
E組の教室に入る。
誰にも言ってないけど、学校が憂鬱だ。
理由は簡単。
「美緒ちゃーんっ!」
このチャラ男のせいだ。
よくわからないが、コイツは入学当時から
私に付きまとって、
付きまといに付きまとって。
女から睨まれるし、友達は出来ないし。
本当に迷惑している。
「何」
無愛想に、睨みながら返事をするのに、
コイツは嬉しそうに顔をほころばせる。
「昨日ねっ、美緒ちゃんが好きそうなスイーツのお店見つけたんだ。行かない?」
「行かない」
コイツと一緒にどこか出掛けたら
絶対いじめられる!
「えー、何で?」
「…甘いもの、苦手だから。」
咄嗟に嘘を探す。
本当は甘いもの大好きだし、
コイツのスマホに写っているパンケーキは
素直に美味しそう。