桜が舞い、君に出逢う。
そんなことしなくてもいいのに、

心配性なお母さんはどれだけ断っても送り迎えをしてくる。

全然平気なのに。

何はともあれ学校に着いて、

春特有の舞い散る桜を見ながら、

あたしたちは別々に教室へ向かった。

あたしたちの学校の名前は「紅桜ヶ丘学園」

小中高だけでなく大学まで一貫されている。

この学校に入れば将来安泰とか何とか。

でもここに入っている大体の子はあたし達と

同じで親の権力で通っている子が多い。
< 7 / 300 >

この作品をシェア

pagetop