桜が舞い、君に出逢う。
でも、ダメだった。

暇さえあれば美緒ちゃん美緒ちゃんetc...

希空が助けてくれるけど、

それももう無理っぽい。



「ねぇ美緒ちゃん。」

いつにも増して、真剣な表情と、声色。

「何?」

「美緒ちゃん、俺の事嫌い?」

何だ、そんなこと。答えはただ1つ。

「嫌い」

目の前にいる人物はやっぱり。

という顔で眉を下に下げる。

わかってて傷つくなら、

聞かない方がいいのに。
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