桜が舞い、君に出逢う。
最近ものすごく聞いている、この声。

「そう?なら雲雀さん、座って。」

「え、いや、別に…。」

こんなの大したことないので。

そう言って退散するつもりだった。

けど、図体のデカい奴に出口を阻まれる。

「美緒ちゃんが手当を受けるまでどけませーん。」

煽り満載のその言葉で私はカチンと

きたけれど、本当に出られないので

大人しく治療を受ける事にした。
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