桜が舞い、君に出逢う。
「遊馬、久遠…。離れないと、殺す。」

ナイスだ希空!

今だけは希空の狂気が嬉しい!

カッターの刃を出す音は

聞かないふりをしとくけど。

「やだ希空ちゃん怖いね〜。離れるからそれしまって?」

パッと私から離れると、

希空は安心したように刃をしまう。

その隙に私は希空の後ろに隠れる。

「何で隠れんの〜。俺美緒ちゃんがチャラいの嫌いって言うからこーんなに真面目な見た目にしたのにさ?」

「結局見た目だけじゃん!」

希空の後ろからひょっこり顔を出して

反論する。
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