桜が舞い、君に出逢う。
さっきも真顔になるって誓ったのに!

崩れすぎなんだよ私の表情筋!

授業が始まっているのにも関わらず、

自分を責め続けていると、

「さん!ひばりさん!雲雀美緒さん!」

「っはい!」

名前を呼ばれていることに

気が付かなかった。

「教科書37ページから音読してくださいと、何度言ったらわかるの?」

「ご、ごめんなさい。」

初めて、怒られてしまった。
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