御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
 やがて痛みが10分間隔になってきた。

「マコト、JJに連絡しとく?」

「初産って、時間掛かるのよね?仕事だし、慌てて何かあっても困るから入れなくていいわ」

「じゃあ、取りあえず病院に行く準備しましょう。JJがいつ産まれてもいいように、マコトが臨月に入った日からVIPルームを確保してるのよ。だから、もういつでも入院できるの。さすがセレブは違うわ」

「えっ⁉️」

 真琴には知らせず、抜かりなく準備している仁。

「世界一の男に愛されるマコトは幸せよ〜」

 別荘も豪華でプライベートジェットで移動する仁は確かにセレブだが、真琴自身はあまり意識したことなく、仁と結婚したからと言って、全く贅沢することなく今までの生活を続けている。未だに豪華すぎる住まいには慣れる事はないのが本音だ。

 仁も真琴の生活を否定する事なく合わせてくれる。清掃だけは業者を雇っているが、あとは真琴の意志を尊重し、真琴に任せてくれている。

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