御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
　就職してからも、真琴は極力目立たないようにと心掛けるが、周りは放っておいてくれない……。

　スラッとした美人さんの真琴なのだが、自分の容姿が人目を引くとは全く気づいていない。

　学生時代から、誰にでも分け隔てなく接し頼まれると断れない、そして男性に媚びることもなく、成績も優秀。

　『高嶺の花』だったのだ。

　男子たちには憧れの眼差しを向けられ、女子からは嫉妬される。

　そのまま大人になり、真琴自身は全く変わっていないが、周りからは更に嫉妬される。

　特に、城之内グループの子会社とはいえ、女性の憧れの秘書課に勤務している。

　以前の社長の時は、社長の評判が悪かったのでそこまでではなかったが、花田社長が就任してからは今までで一番の被害を受けている。

　それでも真琴は、仕事をしにきていると割り切っているのだが、そんな真琴の態度も気に入らないのだ。

　更には、何かと社長がさり気なく真琴を守ってくれている所も気に入らない。

　社内での真琴の味方は社長だけだ。

　強力な味方の存在は……。


< 44 / 131 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop