御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
「ここまで来たなら、折角なら近くでどうぞ」
帰るつもりで施錠した鍵を開けてくれた。
「ありがとう」
「専務、あまり時間はないですからね」
春樹に釘をさされてしまった。
俺と春樹は、ガラス扉を入り間近で彼女作品を見て思わず感嘆の声を漏らした。
「これは……」
「素晴らしいですね」
「そうなんです。月野さんがここに花を生けてくれるようになって、お客様からお褒めの言葉を沢山頂戴しています。どこの業者に頼んでいるのか聞かれる事も」
「……」
真琴の良さは俺だけが知ってたいと独占欲がわく。
「でしょうね。派手ではないですが、存在感がある。センスがいいんでしょうね」
「月野さんは褒められても、特に調子に乗ることもなくお礼を言うだけなんですが、私からしたらもっと自慢してもいいのにと歯痒くなるくらいです」
「だからこそですね」
「ですよね……」
春樹と花田社長が俺を見る。
二人の言いたい事はわかる。俺が惚れる女性だけあると、彼女を褒めているのだ。だが、二人から揃って生温かい目で見られると居たたまれない……。
帰るつもりで施錠した鍵を開けてくれた。
「ありがとう」
「専務、あまり時間はないですからね」
春樹に釘をさされてしまった。
俺と春樹は、ガラス扉を入り間近で彼女作品を見て思わず感嘆の声を漏らした。
「これは……」
「素晴らしいですね」
「そうなんです。月野さんがここに花を生けてくれるようになって、お客様からお褒めの言葉を沢山頂戴しています。どこの業者に頼んでいるのか聞かれる事も」
「……」
真琴の良さは俺だけが知ってたいと独占欲がわく。
「でしょうね。派手ではないですが、存在感がある。センスがいいんでしょうね」
「月野さんは褒められても、特に調子に乗ることもなくお礼を言うだけなんですが、私からしたらもっと自慢してもいいのにと歯痒くなるくらいです」
「だからこそですね」
「ですよね……」
春樹と花田社長が俺を見る。
二人の言いたい事はわかる。俺が惚れる女性だけあると、彼女を褒めているのだ。だが、二人から揃って生温かい目で見られると居たたまれない……。