御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
「専務そろそろ」

 時間が限界のようだ。

「花田さん、これからもよろしく頼みます」

 専務としてではなく、俺自身のプライベートの事としてお願いする。

「ああ、わかってる」

 花田さんを信頼しているからこそ、社長をお願いした。もちろん会社の事を考えてだ。少し私情が入っているのは許してほしい。

 日本には、短い滞在時間しかなく慌ただしいが、最後に彼女を感じることが出来て癒やされた。

 彼女は何も知らないが、俺は彼女を全力で守って行く。

 だが、哀しい再会が待ち受けていた……。
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