御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
「そう。まあいいわ。それより、取引停止された事に納得がいかないわ」

「そうは言いましても、城之内グループの判断ですから」

「だから、JJ様を連れてきなさいよ」

「城之内社長は、ドバイだと思いますよ?こちらでは把握しておりません」

「秘書に連絡を入れたけど、断られたからここに来たんじゃない」

「弊社社長の花田は明日戻ると言っておりますので、明日夕方にでも出直していただけますか?」

 始終木下専務ののんびりした口調に、強く言えないレイチェル。

「いいわ。あなたじゃ話にならないから、明日出直すわ」と言い捨て帰っていった。

「あの〜」

「月野さんどうした?」

「JJ様って誰の事ですか?」

「エエッ⁉️知らないの⁉️」ここで、受付で話が聞こえていた宮本が反応してしまう。

「おやっ、月野さんは聞いたことないかい?」

「はあ……」

「そうかそうか。そのうちわかると思うよ」

 なぜか専務からは教えてもらえなかった……。



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