御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
「そう言われましても、弊社も慈善事業で仕事をしてるわけではないんです」

「そちらから、ぜひって言ってきたんじゃない」

「オープンまでの間に、業績に著しい変化があった場合は、双方契約解除できる契約ですよね」

「それじゃあ困るの。JJ様と直接話をさせてよ」

「ショッピングモールの件は、弊社の担当であって本社は直接関係ありませんよ」

 レイチェルと押し問答していると、会議室の外が急にザワザワし出した。

「外が賑やかですね。見て来ましょうか?」

 真琴が声を掛けると、なぜか花田社長がニヤニヤしている。

「月野さん大丈夫だよ」

「は、はあ……」

 そして、真琴の疑問は直ぐに解決する。

 『コンコン』

「はい、どうぞ」

 相手も確かめず招き入れる社長。

 そして入って来たのは!!

「「え⁉️」」驚く真琴と専務。

「きゃ~私に会いに来てくれたの?」

 レイチェルは嬉しそうだ。

「城之内社長お待ちしておりました」

 花田社長だけは、知っていたのだ。





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