雨の日にしか会えないキミ


「俺に?」


コクリとうなずく彼女から、
その紙を受け取る。


ていねいにその紙を開いてみると、
そこには、

ブランコやすべり台など、

公園らしき場所で遊ぶ
子どもたちの絵が描かれていた。


そして、横には
その様子を笑顔で見守っている
制服姿の少年が1人。


え、これって……


俺?


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