俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜

『…神童の《絶対従者》の謎、仕組みを解明をしてくれて、夏輝くんや私が従者契約に漕ぎ着けることが出来たのも、鳴海さんのおかげ』

『へぇ…』

『あと、妖怪や魔族の残したモノの魔力分析も出来て、警察の特別班の捜査にも協力している、日本中を飛び回っている警察の委託業者なんだよ。……北桜学園の魔獣の皮を解析してくれたのも、鳴海さん。捜査の時に車運転してくれたのは、鳴海さんの弟子』

『え!』

あのハイエースの運転手?モブだったけど。この人の弟子でしたか。…失礼しました。

『わはは!なずな、そんなに褒めないでくれよー!』

鳴海さん、照れっ照れだ。けど、ドヤ顔。

……どうやら、クソ真面目だった叔父とは違って、お調子者の気があるらしい。



『いやー。うち鳴海一族は、大和一族と並ぶ大所帯の陰陽師家系なのにさ。僕、実戦のセンスがなくてね。一族内じゃポンコツ呼ばわり。……でも、そんな時に、剣軌が「橙都は物知りなんだから、研究をすればいいんだよ!その情報で俺たちを助けてよ!」って言ってくれたから、今の自分とこの研究室があるんだ』

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