俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜

神様の世界、素麺ないのか。うどんあるのに…。

いや、確かに。神様が素麺すする姿なんて想像出来ないもんな。でも、うどんあるんでしょ?

しかし、豹牙のリアクション半端ない。神様ワァーオ言う?外国人と同じ反応だぞ。

ふと視線を下に逸らすと、豹牙の足元では、ぽめがおわんに入ったつゆをピチャピチャと舐め、素麺にがっついていた。

え?!犬、麺類食えるの?!




……それから、数時間に渡ってお食事会が続いていたが。

大人たちは、京都から来た鳴海さんをすすきのでおもてなしをするというお話になって、会場を移す事になったようだ。

お酒を飲みに行くんだな。みんな、車で来たからお食事会では飲まないで我慢してたもんな。実は、酒のない宴会など宴会ではないのだろう。

忠晴がみんなを車ですすきのへ送り届けるという事になり、未成年の俺となずなは家に残り、家を出る大人たちをお見送りすることに。



「おじゃましましたー」

「ドコ行きますか。鳴海クン、女の子のお店がいいデスカ」

「こ、こら!そんなはっきり言わなくても!……いや、そうですけど」

「娼館行くぞ!娼館!イェイオー!」

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