俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜
……そして、翌日になる。
学校祭終了翌日である本日は、なんと終業式だった。あっという間の一学期だったと思う。
そんな本日は、終業式と題して体育館で校長の話を聞いて、教室に戻ったらロングホームルームと、学校祭の後片付けの続きをする。
だが。登校してきて、教室への足止めを食らう。
正面玄関の掲示板に貼られていた、一枚の号外新聞によって。
「……そういや、こんなイベントもやってたんだね」
「そうだなぁ」
ちょうどそこで鉢合わせた曈真くんと横に並んで、その掲示板を半ば放心して眺めていた。
周りの生徒のヒソヒソ声が耳に入る。
この掲示板の内容からもわかる。そのヒソヒソは俺たちへ向けられたものだと。
《ミスター星天コンテスト!優勝は3ー3蓑島悠介、三連覇殿堂入り!》
そういえば、この高校。ミスコンやってたんだもんね。忘れてた。
その結果発表が、掲示板に貼られていた。
しかし、蓑島さんさすが。
「まあ、あのインチキ野郎がどれほどインチキ面して、どれほどレベル高くインチキにこの高校の生徒を騙してるかが公になった結果だな」
「……」
何ワケわかんないこと言ってんの、この人。