俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜

(……ほ、ホント?!)



LINEは、咲哉さんからのもので。



《風祭さんと玲於奈さん、京都から帰ってきたよ!今、お店に来てくれるみたいだよ?伶士くんも来る?》



……それは、待ち望んでいたものだった。



ぶっちゃけ。

なずなら一行が出立してから、何の連絡も一切ナシ。

この一週間、ヤツからはLINEのひとつもなかったのだ。



いや、忙しいのはわかってる。

俺だって、いつまでも待ってると豪語したんだ。そこは理解する……のだけど。

やはり、何一つ情報がないというのも不安になる。



そんな不安が募って昨日、部活の帰りにペンタグラムに顔を出してしまった。

そこにいたのは、お馴染み店員さんの咲哉さんに、オーナーの神威さんだった。

事情を話すと、「そりゃ不安になるよね……忙しいのかもしれないけどさ?」と、神威さんは俺の心情をわかってくれたようで。

何かわかったら咲哉さん通して連絡してくれることになったのだった。



しかし、昨日今日で連絡が!

……やはり、玲於奈と風祭さんが先に帰ってきたのか。

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