俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜
豹牙の方をよく見ると……ぽめが窓際の日差しを浴びながら、仰向けにまさしく大の字に寝転がって、豹牙に腹を撫でてもらっていた。
……日向ぼっこのお昼寝タイム?気の抜けただらしない極まりない姿だ。
だが、俺の登場に気付くと「わん!」と吠えてから、ゴロンと横に一回転した後にシャキンと立ち上がって、あっという間にこっちに駆け寄ってくる。
白いもふもふの塊が、俺の足に飛び付いてきた。
れえしどの!おひさだな!
あいたかったぞぉー!
俺との再会を全身で喜んでる(…)ぽめの小さなボディを抱き上げる。
わぁ。もふもふしてる。気持ちいい。
「やれやれ。伶士くん、ぽめに気に入られてますね?それにしても早かったですね」
「あ、学校にいたので……」
カウンター席からこっちの光景を微笑ましく見守っているのは、綾小路さんだった。
コーヒーカップ片手に、優雅だ。
「一時間ほど前に苫小牧に到着したと、悠介から連絡がありました。もう少ししたらここに到着するでしょう」
「そ、そうですか」