俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜
腹の奥底で、うずうずと蠢いていた感情が大きくなっているのがわかる。
…だが、今なんじゃないか?
頭に思い描いていた計画を実行するのは。
この感情は嘘か、本当か。
証明する時が来たのかも知れない。
「…じゃあ、早速。二週間後にお願いします、弓削先生」
「わかったよー?お土産ちゃんと持ってきてね?……魔界の土とか」
「そんなもの欲しいんですか」
「魔界のものなら何でも欲しいさぁー!」
「何回地質研究すれば気が済むんですか」
「たぶん一生!…あはは」
これは、終わりの始まり。
もう、全てが終焉に向けて動き出すーーー。
俺のボディガードは陰陽師。
~第六幕・相の証明~