俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜
「フゥー!ガンバガンバレイシサマとオトモダチー!」
「イッパツカマシタレヤー!ドン!」
……言葉、汚い!
誰だ!おばちゃんに変な言葉教えたの!
おばちゃんらの猛威は留まることを知らない。
ずっと全力レベルの騒がしさのため、さすがに颯太も動く。
本日はスタンドにいる美森に、フィールドから指示を出していた。
「……おい、美森!おばちゃんたちにほどほどに静かにしてもらえ!ビークワイエットって!ビークワイエットだ!」
「ご、ごめん……」
「伶士が謝ることじゃ。応援嬉しいんだけどな?相手校のこともあるし」
「何すかあのイキのいいおばちゃんたち!フゥー!」
「……雪村は黙ってシュートの一本でもしろや!全然仕事出来てねえ!」
だが、美森が止めに言っても、一向におばちゃんらが静かにする様子はない。
言葉が通じてないようだ。
おいおい美森、通じる英語のひとつも喋れないのか!ダメだこりゃ。
というか母さん、どこ行ったんだよ!この天国じゃなくても楽園じゃなくてもお構いなしなおばちゃんたち、放置しないでよ!
ぬぬぬ……忠晴もいないのか?!おまえがいれば一発ドン!だろうが!