子作り政略婚のはずが、冷徹御曹司は蕩ける愛欲を注ぎ込む
恋愛(純愛)
完
726
晴日青/著
書籍化作品
- 作品番号
- 1641233
- 最終更新
- 2021/06/29
- 原題
- 身代わり花嫁の不幸な結婚。のはずでした。
- 総文字数
- 105,024
- ページ数
- 381ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 22,409,739
- いいね数
- 726
- ランクイン履歴
-
総合1位(2021/06/24)
恋愛(長編)1位(2021/06/24)
- ランクイン履歴
-
総合1位(2021/06/24)
恋愛(長編)1位(2021/06/24)
――ごめんなさい。
老舗の呉服屋を営む宝来(ほうらい)家。
琴葉(ことは)はそこで家族に虐げられて育った。
幼い頃から他人のような扱いをされた彼女は、
唯一、自分に優しくしてくれた少年に恋をした。
彼の名前は葛木保名(かつらぎやすな)。
明治時代から続く和菓子屋の御曹司で――
――妹の婚約者でもある。
しかし、妹の我儘によって
結婚式当日に花嫁の身代わりを務めることが決まり、
琴葉は初恋の保名の妻となった。
「まさか、こんな形で騙されると思わなかったな」
妻となったその夜、保名は琴葉に言い捨てた。
家族が吹き込んだ嘘。
琴葉が妹の結婚を妬んで、
花嫁を入れ替わったことになっていたのだ。
「子どもができたら離婚する。
俺に必要なのは後継ぎだけで、素行不良の妻はいらない」
今も恋心を抱く相手からの冷たく悲しい言葉。
傷付けられてもなお、琴葉はたった一度、
彼に与えられた優しさを忘れられなくて……。
「ちゃんと償うまで、手は出さずにいようと思ったんだ。
好きにする資格なんか、俺にないと思ったから。
でもな、おまえがそういう態度ばっかり取ると、
俺だってきついんだぞ」
やがて誤解が解けると、
これまでの冷たい夫婦生活が嘘のように変化し……。
「そうやって一生笑ってろ。……その方がかわいいから」
これは身代わり花嫁の不幸な結婚。
……の、はずだった物語。
老舗の呉服屋を営む宝来(ほうらい)家。
琴葉(ことは)はそこで家族に虐げられて育った。
幼い頃から他人のような扱いをされた彼女は、
唯一、自分に優しくしてくれた少年に恋をした。
彼の名前は葛木保名(かつらぎやすな)。
明治時代から続く和菓子屋の御曹司で――
――妹の婚約者でもある。
しかし、妹の我儘によって
結婚式当日に花嫁の身代わりを務めることが決まり、
琴葉は初恋の保名の妻となった。
「まさか、こんな形で騙されると思わなかったな」
妻となったその夜、保名は琴葉に言い捨てた。
家族が吹き込んだ嘘。
琴葉が妹の結婚を妬んで、
花嫁を入れ替わったことになっていたのだ。
「子どもができたら離婚する。
俺に必要なのは後継ぎだけで、素行不良の妻はいらない」
今も恋心を抱く相手からの冷たく悲しい言葉。
傷付けられてもなお、琴葉はたった一度、
彼に与えられた優しさを忘れられなくて……。
「ちゃんと償うまで、手は出さずにいようと思ったんだ。
好きにする資格なんか、俺にないと思ったから。
でもな、おまえがそういう態度ばっかり取ると、
俺だってきついんだぞ」
やがて誤解が解けると、
これまでの冷たい夫婦生活が嘘のように変化し……。
「そうやって一生笑ってろ。……その方がかわいいから」
これは身代わり花嫁の不幸な結婚。
……の、はずだった物語。
- あらすじ
- 家族にいじめられて育った琴葉は、妹の身代わりとして保名と結婚することになってしまう。初恋の人との結婚を幸せに思いながらも、罪悪感と罪の意識で苦しむ琴葉。輪をかけるように、琴葉に騙されていると誤解した保名から冷たく接せられてしまう。しかしやがて誤解が解けると、保名の態度は一変し……。「今度はちゃんとベッドでしよう。いつ気絶してもいいようにな」果たして身代わり花嫁は本当の意味で幸せになれるのか……。
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この作品のレビュー
この作品の感想ノート
もっと宝来家の人達をコテンパンにして欲しかった。
ある意味お父さんも騙されてたところがあるので真実を知って、宝来家の血筋は琴葉だけなのだと知らしめて欲しかった。
番外編で出てくると思ったが、妊娠後の話を読みたかった。
保名さんの優しさはグッと来た。琴葉が幸せになれて良かった。
ベリ子さん
2023/01/30 00:50
作中で琴葉さんは父親に対しある程度の理解を示していましたが、血を分けた娘への長年の仕打ち、完全にアウトだな、とモヤモヤしながら読んでいました。なのでここで宝来家のその後について知ることが出来て良かったです。
本当は誰よりも優しかった娘を失い、一生和解が出来ないまま悔やむ、後味が悪いどころか妥当な結末だと思いました。
ひとつ疑問だったのですが、実子以上に可愛がってきた弥子が後妻と共謀して思いっきり実子の虐待に加担していた。それを知っても弥子を娘として扱えるものなのでしょうか?継母もアレだけれど、娘も普通に継父への恩を仇で返していて、かなりの性悪だと思うのですが。。。
珠生崚さん
2021/06/29 22:08
この作品の書籍情報
晴日青さんの書籍化作品
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