私だけを愛してくれますか?
いよいよ明日から『夏・京都』が開催される。
いろいろなイベントを開催してきたが、毎回開催前日は気分が高揚する。
文化祭の前日みたいな、ワクワクした気分。
これを仕事で味わえるんだから、催事部の仕事は楽しいのかもしれない。
私が担当している『いわくら』には、百貨店から一人サポートをつけることになった。
瑠香ちゃんに、呉服売り場に誰かいい人がいないか相談してみたら、「私と同じ感覚を持った同期がいます。好みがすごく似てるんですよねー」というので、実際に会ってみる。
瑠香ちゃんの同期、呉服売り場の坂井さんは、「吉木チーフに仕事を依頼されるなんて光栄です!」と言って、激しく握手をしてきた。
キラキラとした眼で見られて、またしても既視感を感じる…
これは、またしても弟子志願?
瑠香ちゃん、京極君、志乃さん、坂井さん。
考えてみたら、みんな同じ年だ。なぜ?
私からはこの年代だけを引き寄せるオーラでも出ているのか。
とにかく坂井さんと志乃さんは気が合いそうなので、よかった。