元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
最初は優しく、そして、だんだん深くなってくるキスに私は頭がついていかない。
…息が苦しい
慣れないキスに息も絶え絶えの私。
呼吸を整えようと、小さく口を開けた瞬間、待ち構えていたようにノエルが舌をいれてきた時は思わずビクッと、身体が跳ねた。
…!?!?
ぬるっと入り込んできた舌に翻弄され、抵抗なんかできるわけがない。
「…はぁ…、きゅ、急にあんな…」
ようやく解放された時には、私は目に涙を浮かべ、真っ赤になりながらノエルに抗議していた。
「……嫌だったら抵抗してって言った。さっき、エレノア受け入れてたよね。…それに、あんな顔して…キス以上のことされても文句言えないよ?」