だって好きなんだもん!
マネージャーとそんな話しをしてる時、控室のドアをトントンっとノックする音がする。
誰だろう、そう思いながら私はまだ着替えていないフルフリの衣装のまま「はーい」控室のドアを開いた。
『『麗奈ーっ!ちゃんっ』』
開いた瞬間、大声で自分の名前を呼ばれる。
控室のドアを叩いたのは同じく同期の茶髪がお洒落大好きな 遠山健太郎同い年と同期ではないけれど仲良しの 白鳥アリスちゃん。彼女は一個下の女の子。
2人はグループを組んでいる。
他社の会社だけど健太郎が幼馴染だからか一緒にグループを組んでいるアリスちゃんとも自然と仲良くなった。
そして、この2人の売りは実際に付き合ってるって事で売り出しているお似合いカップルなのだけど。。。
「ほら、麗奈。世の中には実際は付き合ってなくてもキャラを作って売れてる奴らも居る。だから気にする事ないんだ」
そう、この2人は本当は付き合ってなんかない。芸能界でのキャラだ。