大和の風を感じて2〜花の舞姫〜【大和3部作シリーズ第2弾】
そんな事を忍坂姫が思っていると、急に雄朝津間皇子が酷く言いにくそうにしながら彼女に言った。
「忍坂姫、ところでその、俺も1つお願いがあって……」
「お願い?一体なんでしょう?」
忍坂姫は少し不思議そうにして言った。
「えっと、そのう~今君に口付けても良いかな?」
「へぇ!?」
それを聞いた彼女は、急にそんな恥ずかしい事を言われてしまい、酷く動揺した。
「お、皇子、普通そんな事聞きますか!」
「だって、君に前にした時は思いっきり突き放されたから」
(確かに、それはそうだったけど。でもそんな事を言われて、素直にはいとは中々言いにくい……)
忍坂姫がそれに対してどう返答したら良いかと悩んでいると、それを見た皇子が彼女に言った。
「じゃあ、こうしよう。君が嫌じゃないなら、目をつぶってくれるかな?」
そう言って彼は、彼女の顔に自分の顔を近づけた。
(うぅ、ここまで言われたら仕方ないわ。正直恥ずかしいけど、ここは勇気を出して……)
そして忍坂姫はゆっくりと目を閉じた。
それを見た皇子は、それが彼女の答えだと理解し、彼女の唇にそっと優しく口付けた。
そしてそれは数秒程のものだった。
そして皇子が彼女の唇から口を離すと、彼女は少しうっとりしたような目で彼を見つめていた。
そんな彼女の顔を見て、彼も微笑んだ。
「とりあえず、これで前回のやり直しは出来たかな。これからは遠慮無く出来そうだ」
雄朝津間皇子はそう嬉しそうにして言った。
「え、遠慮無く?」
忍坂姫は彼の意図する事が、いまいち理解出来ずにいた。
「そう、こう言う事さ」
そう言って、雄朝津間皇子はその場に彼女を押し倒した。
「ち、ちょっと皇子。何するんですか!」
皇子は彼女を押し倒すと、彼女の頬に手を触れた。
「やっと手に入れた。俺だけの姫を……」
そう言って彼は再び彼女に優しく口付けた。
そんな彼の口付けに、忍坂姫は思わず身を任せる事にした。
しかし先ほどの口付けと違い、彼は中々口付けをやめようとはしなかった。
そしてその口付けを少しずつ深いものへと変えていった。
忍坂姫は、そんな慣れない口付けをされてどうしたら良いか分からず、思わず彼の背中に手をまわした。
雄朝津間皇子はそんな彼女の様子に気付き、自身の手を彼女の肩から首下に移動させた。
そしてそのまま彼女の襟元の中に手を忍び込ませて来た。
(ち、ちょっと、こんな昼間の外で何て事をするのよ!)
その瞬間に、彼の頬を大きく「パチーン!!」と叩く音が、その場に大きく響いた。
「忍坂姫、ところでその、俺も1つお願いがあって……」
「お願い?一体なんでしょう?」
忍坂姫は少し不思議そうにして言った。
「えっと、そのう~今君に口付けても良いかな?」
「へぇ!?」
それを聞いた彼女は、急にそんな恥ずかしい事を言われてしまい、酷く動揺した。
「お、皇子、普通そんな事聞きますか!」
「だって、君に前にした時は思いっきり突き放されたから」
(確かに、それはそうだったけど。でもそんな事を言われて、素直にはいとは中々言いにくい……)
忍坂姫がそれに対してどう返答したら良いかと悩んでいると、それを見た皇子が彼女に言った。
「じゃあ、こうしよう。君が嫌じゃないなら、目をつぶってくれるかな?」
そう言って彼は、彼女の顔に自分の顔を近づけた。
(うぅ、ここまで言われたら仕方ないわ。正直恥ずかしいけど、ここは勇気を出して……)
そして忍坂姫はゆっくりと目を閉じた。
それを見た皇子は、それが彼女の答えだと理解し、彼女の唇にそっと優しく口付けた。
そしてそれは数秒程のものだった。
そして皇子が彼女の唇から口を離すと、彼女は少しうっとりしたような目で彼を見つめていた。
そんな彼女の顔を見て、彼も微笑んだ。
「とりあえず、これで前回のやり直しは出来たかな。これからは遠慮無く出来そうだ」
雄朝津間皇子はそう嬉しそうにして言った。
「え、遠慮無く?」
忍坂姫は彼の意図する事が、いまいち理解出来ずにいた。
「そう、こう言う事さ」
そう言って、雄朝津間皇子はその場に彼女を押し倒した。
「ち、ちょっと皇子。何するんですか!」
皇子は彼女を押し倒すと、彼女の頬に手を触れた。
「やっと手に入れた。俺だけの姫を……」
そう言って彼は再び彼女に優しく口付けた。
そんな彼の口付けに、忍坂姫は思わず身を任せる事にした。
しかし先ほどの口付けと違い、彼は中々口付けをやめようとはしなかった。
そしてその口付けを少しずつ深いものへと変えていった。
忍坂姫は、そんな慣れない口付けをされてどうしたら良いか分からず、思わず彼の背中に手をまわした。
雄朝津間皇子はそんな彼女の様子に気付き、自身の手を彼女の肩から首下に移動させた。
そしてそのまま彼女の襟元の中に手を忍び込ませて来た。
(ち、ちょっと、こんな昼間の外で何て事をするのよ!)
その瞬間に、彼の頬を大きく「パチーン!!」と叩く音が、その場に大きく響いた。