君が名前を呼ぶ度に。
教室での顔合わせ。
あ、この子髪染めてる。
あ、この子ピアス空いてる。
そんなこんな思いながら周りを見た。
右隣の席の子。目が大きい男子。マスクして見えないけれどかっこよかった。
左隣。中学が一緒だった男子。
確か………本橋広斗って人だった気が。
話したことも無い人間の名前なんてはっきり覚えるわけない。
「このクラスはクラス替えがありません。いわゆる3年間38名一緒です。必ず今ここにいる38人で卒業を目標に頑張っていこう。」
担任が長々と話し、明日の持ち物などの説明を受け下校となった。
「クラスどんな感じ?」
帰りの車でお母さんが聞いてきた。
「入学式当日だしまだわかんないよ」
明日からの学校が嫌すぎて冷たく返した。
あ、この子髪染めてる。
あ、この子ピアス空いてる。
そんなこんな思いながら周りを見た。
右隣の席の子。目が大きい男子。マスクして見えないけれどかっこよかった。
左隣。中学が一緒だった男子。
確か………本橋広斗って人だった気が。
話したことも無い人間の名前なんてはっきり覚えるわけない。
「このクラスはクラス替えがありません。いわゆる3年間38名一緒です。必ず今ここにいる38人で卒業を目標に頑張っていこう。」
担任が長々と話し、明日の持ち物などの説明を受け下校となった。
「クラスどんな感じ?」
帰りの車でお母さんが聞いてきた。
「入学式当日だしまだわかんないよ」
明日からの学校が嫌すぎて冷たく返した。