少女と過保護ーズ!![完]

真木八雲の朝

八雲side


朝は戦争だと誰かが言っていたが……。


正しく俺の朝は戦争だ。



「チビ助ー、朝だぞ。毎朝毎朝この俺に起こしに来させるのはおまえぐらいのもんだ。チュウしてやろうか」



午前7時半。


喫茶店"シャーウッド"に入った所で、朝から無駄に色気のある声が聞こえてきて、俺は階段をかけ上がる。


2階に上がると



「桂!!その部屋には入るんじゃねぇって言ってんだろうが!!」


「うげっ!?八雲!!」



1つの部屋に入ろうとしている奴を発見。


俺の登場に表情を引きつらせた奴は




「あっ!!」



言うことを聞かずに部屋に飛び込んだ。



あんっっの野郎……。



ビキッ!!とコメカミに青筋が浮かぶ。




毎朝毎朝……。




「桂!!」



続いて俺も入る。



「のぁっ!?鍵すんの忘れた!!」




バカなのか。
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