少女と過保護ーズ!!
「蓮っっ!!」


「おうっっ!!」


「なんでーーー!???」


八雲さんが突然叫んだもんだから、びっくりして止まるあたし。


その横から蓮くんが、全本を持ち上げ"シャーウッド"を出て行った。



……え?

ホント、なんで?



「ちょっと、そこに座んなさい。ハイネ」


「……なんで?」



何故だ…。

八雲さんの笑顔が怖い…。


逆らうのはダメだと本能で感じたあたしは、渋々椅子に座るけど。


「そこじゃない。ココで正座だ」


「なんでーーー!???」


何故に正座!?


「………………」


「………………」


勝てない!!


無言の八雲さんの圧力にあたしが勝てるはずもなく。


抵抗もそこそこに、納得いかないまま床に正座する。



「ギャーハッハッハッハ!!」


そんなあたしを大爆笑しながら写メを撮りまくる桂。


何がそんなにおもしろいのか……っ。


ホント、コイツ嫌!


殺!!
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