少女と過保護ーズ!![完]
「凛さん?」


キッチンに顔を出す。



「買い物行って来てくれる?」



「あい!了解です!」



"いやー、今日暖かいから予想以上にパフェが出ちゃってさ"



てへぺろ♪なんて、舌を出して笑う凛さん。



可愛い!!

可愛すぎる!!


桐子といい凛さんといい。



これはあたしも見習わねばならぬな!!



……


無理だ!!


あたしにてへぺろ+舌だしなどという高等技術は無理だ!!


そんな自分を想像して気持ち悪くなる。


くっ!


なんて女子力のないっっ!!



なんて、悔しがってたら



「はい。メモとお金。急がないから、家で足りないものもついでに買ってきちゃいなさい」



凛さんは、そう言うとあたしの首にがま口サイフのついた紐をかけた。



「いいんですか?」



「良いわよ、今の時間なら岡田さんと二人で大丈夫だから」



凛さんの言葉に頷く岡田さん。



足りないもの…何かあったっけ??

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