少女と過保護ーズ!![完]
「おーチビ姫、どった?」



「サボリか?」



「なんでだっっ!!」



外に出たとたん、今日の護衛役二人が話しかけてきた。


1人はツルッツルの坊主に眉ナシ、グラサン。


左耳に"黒豹"のピアス。


太陽の光が頭にあたって、眩しいこと眩しいこと。


もう1人もほぼ、坊主。

銀髪に染めてるせいで、光にあたると毛が見えない。



褐色の肌に細い瞳。


そして右手中指に"黒豹"の指輪。



どちらも、煙草を吸いながら一台のバイクを弄ってる。




「ハゲーズさん」



「は?」



「あ?何!?その呼び名!」



ひぃぃぃぃぃ!!

ヤバかった!?

この呼び方、ヤバかった!?



しかし、まだ名前…。



「TeLLY'Sみたいで、ちとテレるっ」



?!?!?!



なん……だと……!?
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