少女と過保護ーズ!![完]
「竜ちゃん!俺のを取るんじゃねぇよ!」
「あ"?蓮、どれがお前のだ!?名前書いてんのか!?」
「書けるかっ」
「げぇ……誰だよ。キュウリいれたの……」
「桂、口つけたもんは最後まで食えよ、ハイネが心を込めて作ってくれたんだから」
いや、あの……八雲さん、それは……
「あ、それは俺が作った」
「蓮かよ。じゃあ残していいよな?八雲」
「蓮なら良し。ハイネのは許さんが」
「なんで俺のはいーんだよ!?」
ギャーギャーうるさい。
サンドウィッチが宙を飛び交う中、ちゃんと自分の取り分を確保してるあたしはゆっくり食べながら皆を見る。
本当に朝から良く食べる。
あれだけ作ったサンドウィッチが既に半分以上は消化されてる。
明日からはもうすこし量を増やすかな。
「麻也?どーした?調子悪い?」
麻也はずっと外を見たままで、サンドウィッチに1つも手をつけていない。
いつもなら、その小さな身体のどこにそんなに入るの!?ってくらい食べるのに……。
はっ!?
まさかっ!?
機嫌が悪いんじゃなくて、調子が悪い
「……調子は悪くない」
慌てるあたしに、麻也は外を向いたままそう一言。
目も合わせてくれず……。
「……そっかそれなら良かった。調子が悪くないなら、朝ごはんはちゃんと食べないと。お昼までもたないよ」
育ち盛りなんだから余計に。
言いたいこと、聞きたいことはあるけど、八雲さんと約束したから。
麻也が話したくなったら、聞くんだ。
「あ"?蓮、どれがお前のだ!?名前書いてんのか!?」
「書けるかっ」
「げぇ……誰だよ。キュウリいれたの……」
「桂、口つけたもんは最後まで食えよ、ハイネが心を込めて作ってくれたんだから」
いや、あの……八雲さん、それは……
「あ、それは俺が作った」
「蓮かよ。じゃあ残していいよな?八雲」
「蓮なら良し。ハイネのは許さんが」
「なんで俺のはいーんだよ!?」
ギャーギャーうるさい。
サンドウィッチが宙を飛び交う中、ちゃんと自分の取り分を確保してるあたしはゆっくり食べながら皆を見る。
本当に朝から良く食べる。
あれだけ作ったサンドウィッチが既に半分以上は消化されてる。
明日からはもうすこし量を増やすかな。
「麻也?どーした?調子悪い?」
麻也はずっと外を見たままで、サンドウィッチに1つも手をつけていない。
いつもなら、その小さな身体のどこにそんなに入るの!?ってくらい食べるのに……。
はっ!?
まさかっ!?
機嫌が悪いんじゃなくて、調子が悪い
「……調子は悪くない」
慌てるあたしに、麻也は外を向いたままそう一言。
目も合わせてくれず……。
「……そっかそれなら良かった。調子が悪くないなら、朝ごはんはちゃんと食べないと。お昼までもたないよ」
育ち盛りなんだから余計に。
言いたいこと、聞きたいことはあるけど、八雲さんと約束したから。
麻也が話したくなったら、聞くんだ。