少女と過保護ーズ!![完]
「八つ当たりした……」




それは八つ当たりしなければならない何かがあったということか。




「いいよ。アレはあたしも悪かったし」




そんな状態の時に、あんな茶化し方をしたあたしにも非がある。



そう言ってあたしが笑うと、麻也はホッと表情を弛ませ肩に入っていた力を抜いた。




「食べよっか」


「うん。サンドウィッチ、ありがと」




麻也と二人、同時にお皿に手を伸ばす。


良かった、いつもの量ではないけれど食べてくれて。


あたしもホッとしてたら、視界の端に口からサンドウィッチを溢れさせ痙攣している桂の姿が。



華麗にスルーする。


……あたしは何も見てません。




「ち"ーびーす"ーけ"ー」




どうやら、チビ助とあたしを呼んでいるようだが……



聞こえません。




それから5分もしない内に全てのお皿が空になり。



食った、食った。と満足げに竜希さんが笑う。




「ごちそうさまでした!!」


「「「「ごちそうさまでした!!」」」」




こうしていろいろ?あったが、白目を剥いている桂以外の皆で挨拶をして朝ごはんタイムは終了したのだった。











「オ"ェッ」


「……ちょっっ、待っっ」




お店で吐くなーーーーーーーーーーっ!!





「蓮くん!!」



「合点承知!!」




蓮くんに桂をおトイレまで連れてってもらう。



全く、世話の焼ける男だな、やれやれ。




「ハイネは何もしてないけどね」




麻也のツッコミ。










…………本当だっ!!
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