少女と過保護ーズ!![完]
―――
「本当に大丈夫か??」
「全然へっちゃらですよ、八雲さん」
アイスも食べて、現在只今"シャーウッド"にて八雲さんと二人っきり。
麻也も竜希さんも車庫へと戻り、あたしの風邪を心配する八雲さんが残ってるといった状態だ。
ゴチン
あたしのオデコに八雲さんが自分のオデコをあてる。
「やっぱり熱い」
「薬も飲んだし、後は寝るだけだから。それよりも大事な話し合いをするんでしょ?皆が待ってる」
むー。と眉間にシワを寄せる八雲さん。
その姿も、この距離も胸キュンどっきどきですけどね。
大きな手が、あたしのほっぺを撫でる。
本当、心配性だ。
"黒豹"のお母さんは(笑)
あたしも、こうしてたいけど"黒豹"の邪魔は出来ない。
「何かあったらコレ必ず吹きますから…ね?」
もぞもぞと寝間着がわりにしてるジャージの下からソレを取り出す。