少女と過保護ーズ!!

動揺してれば…。



「八雲さっ」



チュッチュッチュッとオデコ、鼻の頭、ほっぺに触れるだけの柔らかいキスが降る。



最近の八雲さんはkiss魔だ!!



あたしが真っ赤になって、挙動不審になるのを楽しんでる!!



「俺が出たら、すぐに戸締り」


「…あい」



楽しそうな八雲さんに今度はあたしが、むー。となる番。



「………やっぱり、残る…」


「ハイ、いってらっしゃい」



行くのを渋りだした八雲さんの背中を押して送り出す。



「おやすみなさい」



ソッと呟くと、聞こえたわけではないだろうに、手を降ってくれた。



うへへへへ。



でもさすがに、ちょっとダルい。



全ての戸締りを確認して、いざ2階へって時に…。



ガタンっ!!




「……いやっっ」




聞こえてしまったよね…



ああ、うん。



もうっっ。




寝たいんじゃーーーい!!!!!!



ちゃぶ台ひっくり返してやろうかっ。



ちゃぶ台なんてないけどね……っ。
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