少女と過保護ーズ!![完]
「がっっ!?」
『貴様、俺の娘に何してやがる?』
あたしの胸ぐらを掴んでる男の頭を片手で掴む、そのお方。
ミシッミシッ!!
頭蓋骨が軋む音が!!
「海斗さん!!」
そのお方はmy養父だった。
「ぎゃあっ!!」
「ぐぇっ!!」
「ひぃぃっっ!!」
その細い身体のどこにそんなパワーが!?
海斗さんは軽々と3人を地面に叩き転がした。
『おい、こんな遅くに、うちの可愛い娘に何してんだって聞いてんだろーがっっ!!あ"あ"!?』
チワワがっっ!!
いつも、のほほんと笑ってる可愛いチワワに似た養父が今や"黒豹"に変身した!!
こういう時に思い知る。
"黒豹"を創った初代総長だと。
その殺気は竜希さん……同等もしくは、それ以上。
3人は何が起こったのか解らず、真っ青になりながら海斗さんを見上げてる。