少女と過保護ーズ!![完]
女の子の方は男から解放されて、あたしの側に。
突然出てきた海斗さんと地面に転がる3人をただ呆然と見てる。
声をかけようと思うんだけど、もうダルくて動くのも億劫。
めっさ、寒いし…。
ズルズルと扉にもたれかかったまま、その場に座り込む。
「…あっ。大丈夫…」
「「ハイネーーーっっっ!!!!」」
「「「チビ(助・ネ)ーーっっっ!!」」」
「チビ姫!!??」
どえらい人数が来た…。
車庫にいた全員?
人数の多さに愕然とする男3人。
「ハイネ!!!!」
「やくもさ…」
「何があった!?怪我は!?うぉっっ!!熱っちぃ!!」
すぐにあたしに気付いて来てくれた八雲さんに抱きしめられる。
「ハイネ、熱がっっ!!」
「ーーーっ!?!?」
「なんで、大魔…ゴホッ海斗さんがココに居んだよ!!」
「すっげぇ怒ってんじゃん!!」
「アレ止めろってか!?」
ねぇ、誰か大魔人って言おうとしたよね?
あたしは思っても口には出してないからね!!