少女と過保護ーズ!![完]
「ゴホッ!ゴホッ!!」


「部屋に!!」


「まだ、平気。それより海斗さん…止めないと」




『答えれやっっ!!』




海斗さんが叫んだ瞬間、ビリビリっと空気が震える。



"黒豹"現役でさえ、息を飲んで数歩下がった。


堪えたのは、幹部四人と総長のみ。



「っっっ」


「~~~っ」


「俺…らは…」



ビビりすぎて声も出ないようだ。



「お??なんだ?アイツら」



気付いてなかったんかい!!



「もしかしてアイツら、チビ姫になんかしようとしたんじゃねぇのか!?」



それなら、海斗さんが激怒なのがわかる、と頷く皆。



「本当か?ハイネ」


「未遂だけど」


『『『『あ"あ"!?!?』』』』



八雲さんに聞かれたから答えれば、場が異常に殺気だった。



「「「すみませんでした!!」」」



男たちが土下座した。



謝るの早っっ!!



こうまで、簡単に謝るということは族関係ではない?
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