少女と過保護ーズ!![完]
「騙された!!」



そう言う竜希さん。


ちょっと嬉しそうなのはなんでだ。


そして、やりきった感満載の皆。



「~~~」


「アホかっ。ツッコミにいらん体力使いやがって」



呆れ顔の八雲さん。



「だって」



ツッコミがいないんだものっっ!!


ボケしかいないんだものっっ!!



あたしがツッコまないと無法地帯になるものー!!


現に



「お前らは、アイツらを捕獲しろ。話を聞かにゃあならん」



ボキボキ指を鳴らし準備に入る竜希さん。



そこにさっきまでの、お笑いムードはない。



しかし、熱気は高まる。



初代vs2代目。



「「「いけーっ!!総長!!」」」



何が"いけーっ"っだ!!


竜希さんと海斗さんのケンカなんて、恐竜大戦が行われるようなもんだろーーぐぁーっっ!!


被害が周りにも及ぶ。



「部屋に行くぞ」

「……待って、海斗さんを止める」



アレで………。
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