少女と過保護ーズ!![完]
俺も八雲もすぐに2階へ引き返した。



異常だった…。

この建物全てが異常だった。



建物が脈打つように、壁も窓も何もかもが震えてる。



「ハイネ!!!!」



八雲が階段をかけ上がる。



っっ!?

音……??



俺も続いてかけ上がり、目を見張る。



チビの部屋のドアが限界まで軋み、戻っては、軋み…を繰り返している。



内側からのその衝撃は、チビや蓮がやってるようには見えない。



なら、なんだ!?!?



まさか



ポルターガイスト……。



ドアの前に二人で立ち、頷き合う。



バァァァァァァン!!!!!!



「べっっ!?!?」


「だっっ!?!?」



突然、全力でドアが開いた。



俺も八雲も避ける間もなくドアで顔面強打。



「「~~~~ッッッ!!!!」」


「やく…竜…」


「ハイネ!!」


「チビ!?」



悶える俺らの前に、チビが立ったかとおもえば、こっちに向かって倒れてきた!!


八雲がしっかりハイネを抱き止める。



その時!!
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